舞う雪桜

 

 

Snow Man LIVE 2019 ~ 雪 Man in the Show ~

3月24日~3月25日、計3公演お疲れ様でした。

 

 

※単独公演を経て、めっっっちゃくちゃ楽しかったーーーー!!!新生Snow Manサイコーーーー!!!という感想を抱いていることを前提に読んでいただけると幸いです。

 

 

 

 

 

 

前回の記事(https://shakeit26.hateblo.jp/entry/2019/01/26/011506)で、9人のことを肯定する、応援する、とは書いたけど…じゃあ9人のSnow Manを"愛せる"のか?と問われるとそれはまた別問題でした、実際のところ。

この2ヶ月間、6人のSnow Manを見せられたり、8人のSnow Manを見せられたり、9人のSnow Manを見せられたり…すごく短期間なのに、本っ当にせわしなくて、正直私も何が正解かわからなくなってた。多くの人の目に触れるツイッターでは極力その気持ちは出さないようにと心掛けて発言していたけど、結構胸の奥はザワついていたよ、というのが本音です。

  

2月、Snow Manが初のメインキャストを務める滝沢歌舞伎ZEROの京都南座公演を見た後も、依然として正解は見つからなかった。むしろ余計に整理がつかなくなる始末。

初日に観劇した時も、公演期間中盤に観劇した時も、周りの席からは冒頭からWith Loveまで、終始すすり泣く声が響いていて。素直に感動して泣いている人、複雑な感情を抱いている人、色んな人がいたんだろうけど。

一方私はというと、なにか喉の奥に引っ掛かってるような感覚があって、結局一滴の涙も流せなくて。いや、気迫は凄かったし、パフォーマンスも申し分無かったよ。そういう意味では精一杯の拍手を彼らに向けて送った。そう、特段苦言を呈したいわけでもない。だけどそれだけなんだよね。彼らがメインを張っている事実に心を動かされない自分がただただもどかしくて、悔しかった。

そもそも京都公演では8人での出演。正直まだ、私の中ではSnow Manと一緒に"向井康二"と"目黒蓮"が同列で踊っているっていう感覚だったんだろうなあ。どこか冷めた目で見てる自分がいた。ステージに立っている8人が、Snow Manだと脳が認識しなかった。ジャニーズJr.がメインキャストで、その中にSnow Manもいて…って、そういう解釈だったんだよね。結局増員に対して実感が持ててなかったというか。それなのに肯定も否定もないよねw無責任な発言で正義を押し付けてたなーって反省した。

 

増員が決まってから、ジャニーズWebのすの日常の更新を皮切りにたくさんの雑誌にSnow Manが掲載されて、メンバーの心情をテキスト上でざっくり読み取ることができて…正直この段階ではどの雑誌を読んでもずっとモヤモヤしていた。

なんとなく、そもそも6人が受け入れきれてない、加入組とうまく馴染めてないなあと感じてしまって。何が男6人の決意じゃーー!って憤慨したりもしてた、我ながら自分勝手だなw

2月〜3月頭に出た雑誌ってほとんど増員発表があってすぐの取材だと思っていて。1月下旬あたり。その時点で100点満点のコメントしてたり、無駄に結束力強かったり各々の絡み方も完全に掴んだりしてたらそれはそれで気味が悪いよね…w

 

京都公演が終わったくらいからかなあ、8人の仲が少しずつだけど深まってきたように感じたのは。3月取材と思われるインタビューでは、グループの雰囲気が明るくなってきたなーと素直に思った。YouTubeロート製薬さんの提供動画とか、脱出ゲーム回とか見ててもそう思う。2月にほとんど一緒にいなかったラウールとは、まだ皆接し方に迷ってる感じもあったけど、彼が変に物怖じしないというか、委縮しちゃうような子じゃないから、そういう面に助けられて動画も面白く仕上がっていた気がするなあ。

 

私が9人のSnow Manを本当の意味で受け入れられたのは、このあたりからじゃないかと思います、今思えば。

 

 

 

 

 

そうして迎えた3月24日、13時。

 9人での、初めての単独公演が幕を開ける。

 

まず、9人出てきた瞬間の違和感がまるでなかった。構えてただけに、逆に笑っちゃったもん。視界の圧が凄いw 元々私はHey!Say!JUMPのファンだったから、9人体制を見慣れてるって言えば見慣れてるんだけど…ただ、それを抜きにしても存在感がエグイ…圧倒的に強そう。皆とにかく足が長い。ただただ9人の姿に見入ってしまった。

登場の仕方も、まるでショーケースを開いたみたいで綺麗だった。誰一人隠れない形で出てきたのが良かったなぁと思う。普通にフォーメーション組んでたら、誰かが誰かの影になって隠れちゃう。客席どの角度から見ても、誰も隠れてないんじゃないかな(死角があったらごめん)。まさにお目見えって感じの登場だった。初っ端から銀テ飛ばしてくるしw

前回と同様、ZIG ZAG LOVEから始まるセットリストがまずエモかったー。6人でやった前回と同じ始まり方っていうのは結構勇気がいると思うけど、Snow Manが初めてもらったオリジナル曲からのスタート、ここからSnow Man再始動です!って意気込みを感じたよ。

 

ラウールは滝沢歌舞伎の京都公演も映像だけの出演だったからこの日まで未知だったけど、2曲目のMANIACでソロパートを歌う彼を見て反射的に「かわいい~~!!!!」って大はしゃぎしてしまった…。特段好みの顔とかではないけど、カメラアピールが天才的でコロッとやられた。15歳でこのスキル。いや~~~~嘘だろ…。

 

そして3曲目、BEAT OF LIFE。花道の使い方が神。AメロBメロをフォーメーションを変えつつ踊りながらセンステに歩いていく図、めちゃくちゃ格好良かった。この演出は9人だからこそ華やかに見えて、増員を巧く武器にしてきたなと。(わたなべくんがサビ前でフォーメーションの最後列から真ん中割って先頭来てソロパート歌うとこ、優勝だよね…。)

そういう意味ではParty!Party!Party!も花道の使い方めちゃくちゃ上手かった。YouTubeに上がってるカウコン動画でも同じように花道で踊ってたけど、横アリは1番→横花、2番→縦花ってなってたのが面白かったなぁ。

 

続いてメンバー紹介ラップ。リミックス格好良すぎて震えたwガラッと歌詞もメロディーも変えてくるのかなぁと思ってたけど、個人紹介パ―ト以外の部分はあっさり数字だけ変えるスタイルで潔さすら感じたw

しっかし、メンバーひとりひとりへの歓声の差が顕著に表れる紹介ラップ、めちゃくちゃ不安だったけど杞憂に終わって良かった~。否定意見って例え少数でもどうしても目についちゃうから私も結構気にしてたんだけど、それ以上に9人のSnow Manを応援しようって人がたくさんいるのが伝わってきて嬉しかったな。

 

長くなりすぎるのでここからガッと飛ばします。

 

本編後半、昨年のサマパラで好評だった「FREEZE」、そして9人での披露は初めてとなる「Make It Hot」。氷のステージが一瞬で炎のステージになる世界観、一見王道かもしれないけれど、Snow Manだからこそ映える演出でもあるのかなと(グループ名的な意味で)。Make It~でガンガン特効使ってくれたのも最高でした。

 

今回のセットリストを通して見ると、今まで歌ってきた先輩の曲やオリ曲は一つも歌割りを変えていなくて。誰も傷つかないように、丁寧に構成を考えてくれたんだなあ。スタンドトロッコを使った、「恋のABO」~「ズッコケ男道」~「ずっとLOVE」~「ファイトソング」の流れも、オリジナルメンバー、こーじ、ラウ、めぐろそれぞれがやりたい曲やって、それぞれのファンが楽しめるようにしたんだろうなーって思うとやっぱり優しいグループだなぁってほっこりした。

 

 

ラストは新曲、「朝焼けの花」。そしてメンバーひとりひとりからの挨拶で本編は幕を閉じる。…悲壮感を叩きつけられたような気持ちだった。Make It~からの緩急がそれを更に助長させてたな…w ぶっちゃけね、見るのが辛かった。こんなことを彼らに歌わせてしまうのか、こんなことを彼らに言わせてしまうのか、って…まあ、雑誌でもさんざん目にしてきたけれど、いざ本人の口から聞かされると、全然違うんだよなー…。正義感か、はたまたただのおせっかいか、Snow Manのこと守りたいって思っちゃうんだよね。自分が応援している人にはさ、ずっと笑顔でいてほしいじゃん。

 

 

 

 

 

ここまでが3月24日、初回公演を観た後の私の気持ち。

まーーーあ正直、メンバー自身が探り探りでやってるような姿は無かったと言えば嘘になるんだよ、特に初日のMCは如実だった。変な間があって怖かったし。ただ、それ以上に9人の並びがめちゃくちゃ豪華だったなー、っていうのがシンプルな初回公演の感想。

 

 

 

 

3月24日、17時30分の回。

 

お昼の回で感じた探り探りの雰囲気はどこへ?というくらい改善されていて驚いた。公演はあっという間に終わり、私の心にある気持ちは「え、楽しい」ただそれだけだった。昼公演見てブツブツ言ってたのに?w 特別、誰かにファンサされたとかでもないんだけどなあ。連番していた友人と会場から歩く道のりでこんな会話をしたことを今でもはっきり覚えている。

 

「…なんかさぁ、色々考えてたの全部馬鹿馬鹿しくなるくらい楽しかったよね!?」

「え、わかる」

 

その言葉が全てだと、口にすることで改めて実感した。

 

 

 

 

それから1日たって、3月25日、17時30分、ラスト公演。

昨日の「楽しい!」って気持ちが、もっともっと強くなった。OPからメンバーひとりひとりすっごくいい顔してて。生配信のカメラが入ってたのもあると思うけどw

 

1公演目の何倍も絆が深まったなーって、最後の「朝焼けの空」を歌う彼らを見て思ったんだ。雪に見立てた白の紙吹雪、そして桜に見立てた桃色の紙吹雪が舞う中、センターステージで向かい合って、ぎゅっと小さくなって。その内に最年少のラウールが泣き出して、その顔をたまたま見ちゃった宮ちゃんが、一瞬自分も泣きそうになるのをグッとこらえたのが見えて。ラウールをみんなで守るかのように、さらにぎゅっと小さくなって。

 

なんだろう、絆が深まっていく過程、っていうのかな。2日間3公演っていう短い時間の中に、その過程がギュッと詰め込まれていたように感じたんだよね。たった2日間で?って思う人もいると思うけどそれだけ濃密な2日間だった。もちろん会場にいる人は、皆が皆9人のSnow Manを受け入れてるわけじゃなくて。腕組んでじーっと監視するようにSnow Manを見つめている人もいれば、割と過激なメッセージ書いた団扇持ってる人もいて…。彼らは、そういう人がいる中でも一切手を抜かなくて、全力で、そして満面の笑みでステージに立っていた。

 

6人にも歴史がある。ジュニボだった頃、ミスノだった頃、名前を失った頃、そして、6人のSnow Manとして活動した約7年。それを2ヶ月で取り戻せるはずもない。6人で立ってきたたくさんのステージ。舞台出演から休み無しで単独公演をした日も、休み無しでツアーバックについた日もあった。それを2日で取り戻せるはずもない。

 

でも、9人のSnow Manの道のりは、まだスタートしたばっかりだから。

時間は無いかもしれないけれど、たった2日間、たった3公演でこれだけ絆を深めて、お互いを高めあって。これから9人の活動日数が増えていく。半年、1年、彼らはどこまでいってしまうんだろう?その歩みはきっと速い。乗り遅れないように、しっかりついていかないと。

 

ごめんね、正直もうSnow Manの進む先は行き止まりかもしれないって心の奥底では思ってた。

Snow Manの応援頑張りたい、でも何を頑張ればいいのかわからない…ただガムシャラに数字を伸ばすことと声を大きくすることだけを考えてた。それ以外にもう策は無いって。

でも、ここにきてその道筋が拓けた気がしてる。良くも悪くも、バックダンサーとしてプロだったSnow Man。2019年3月25日、横浜アリーナのステージにに立っていた彼らは主役、まごうことなきスターでした。

 

ほんとにめちゃくちゃ楽しかった。ジャニーズのコンサート行きました!アイドルのコンサート観て元気もらいました!ってこういうことだなーって。横浜アリーナのステージに立つSnow Manは、とってもキラキラしてたんだ。

勿論、そんな王道アイドルにならなくていいっていう意見もあると思う。この前のMステみても、私も明らかにSnow Manの売り方変わったなーって思ったし。でも私はそれが絶対プラスになるって確信してる。

プロフェッショナル集団、そう評価されるだけで満足してたまるか。ここで終わってたまるか。

 

 

 

9人で絶対てっぺんとろうね。